動物占いとは?
「動物占い」といえば1999年頃にブームとなった性格診断法。そのルーツは中国の陰陽五行説を基にした四柱推命にあり、それをベースにして日本の心理学者によって生み出された。
アドラーは言う、「全ての悩みの根源は人間関係である。」
動物占いを活用することで、人間の悩みを少しでも軽くできないだろうか?
本当に氣の合う人は60人に1人……
動物占いでは人間の性格を3分類、12分類、60分類と段階的に分けていく。
そして60分類のそれぞれには「ホワイトエンジェル(氣の合う人、以下WA)」と「ブラックデビル(氣の合わない人、以下BD)」が分析されている。
これは、私たちがランダムに人と出会ったとき、本当に氣の合う人と出会えるのは60人に1人であるということ。確率にして1.66%である。悲しいかな、確率的にはクラスに1人いないということになる……
しかしながら裏返せば、本当に氣の合わない人と出会ってしまうのも60人に1人であるともいえる。
自分の特徴を出し入れする
ではその中でどうしたら良い人間関係を築いていけるのか?
相手を変えようとするのは相手に対して失礼である。
では自分を変えるのか?
それはそれで、相手を変えようとする以上に、自分に対して失礼である。
ではどうするか?
「相手からの見え方」を工夫すればいいのではないだろうか?自分を変えることなく、相手からどう見えるかに意識を置く。
ここでWAとBDの登場である。
良い人間関係を築きたい相手にとってのWAが持つ特徴を強調し、BDの持つ特徴を抑えればいい。
自分を変えるのではなく、「自分の特徴を出し入れ」すればいいのではないだろうか。
持っているもので工夫する
そのそも論だが、動物占いがどの程度信頼できるのか僕は知らない。
ただ確かにいえることは、人間の性格には多くのパラメーター(特徴)があり、それらの値のバランスが人それぞれ異なるということ。
ただ、特定のパラメーターがあったとして、それが0の人もいなければ100の人もいないと思う。全ての人はそのパラメーターを少なからず持っている。
良い人間関係を築くためには、求められるパラメータが1しかなかったとしても、その部分を見せる工夫が必要なのではないだろうか。すでに持っているのだから、あとは工夫だけ。
自分を変える必要はない。全ては工夫次第。
そう考えれば人間関係が少し楽になりませんか?
アドラーはこうも言っています。
「全ての幸福は人間関係から生まれる。」